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2011年5月13日 (金)

■vol.12 アイディアを1,2行の文章にまとめてみよう!

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◇「ログライン(一行説明文)」をつくろう!

       

「ログライン」をつくってアイディアをまとめてみよう!

 ハリウッドでは映画の企画を立てるときに「ログライン(またはワンライン)」と呼ばれる映画の内容を一行で簡潔に説明した文章をつくります。ハリウッドの脚本家ブレイク・スナイダー氏は著書『SAVE THE CATの法則』の中で脚本制作は,この「ログライン」作りが果たす重要な役割について次のように言っておられます。

『「どんな映画なの?」こそ,勝負を握る鍵なのだ。「どんな映画なの?」こそが映画のすべてを語る。「どんな映画なの?」にうまくこたえられるかどうかにすべてはかかっているのだ。
……そして一行の文を書くことに集中してほしい。わずか一行だ。
「どんな映画なの?」の質問に,もしも一行ですばやく,簡潔に,独創的に答えられたら,相手は必ず関心を持つ。しかも脚本を書き始める前にその一行が書ければ,脚本のストーリー自体もよくなってくるのである。
……それが脚本家の最初にすべき仕事なのだ。』

わたしはこれを読み,目からウロコが剥がれ落ちました。
そう,アイディアが思い浮かんだら,作品を作る前にそれを1,2行の短い文にまとめてみることがすごく大切なのです!!

    

ログラインとは「作品の面白さをまとめて表現した簡潔な説明文」である

 ログラインとはブレイク・スナイダー氏のいうように「一行で言うとどんな映画なの?」という質問に対する答えとなる説明のことです。
その内容はおもに物語の「ツカミ」を表現したものです。「どこが,どうおもしろいのか」というポイントを表したものです。お客さんに観てほしいと思わせるような宣伝文句です。「おもしろいですよ~」というアオリ文句です。具体的には「作品の内容の核心」「どんな人物か」「皮肉的状況」「目的・動機」「広がりや可能性(結末まで書かなくてもいい)」「この先どうなるんだろうと思わせる要素」が,簡潔な説明となって含まれます。説明の後に「どうなるのか?」と続きが気になるものがベストです。
このログラインが良いものができれば,本番の作品も良いものができる可能性が限りなく高くなります。逆に,ログラインがいい加減だと,できあがる作品もつまらないものになる可能性が高くなります。

    

試しに既成の作品のログラインを考えてみました

ログラインがどんなものか,どんなものをつくればいいのかは,実際に作品になったもののログラインをつくってみれば,なんとなくわかってきます。
とりあえず,練習としてやってみましょう。

Q.『涼宮ハルヒの憂鬱』って,どんな作品なの……?

「高校で、思ったとおりに宇宙を改変させる能力を持っているクラスメイトがいたら」

……難しいっす。
もう少し,うまくできると思います。
みなさんも作ってみてください。
この作業はとても重要です。みなさん,ぜひやってみてください。

    

◇自分のアイディアの「ログライン」をつくってみよう!!

    

まず,まとまってなくてもいいから自分の書こうと思っている物語のログラインを作ってみよう

①ログラインがどういうものか掴めたら,自分が考えたアイディアを1,2行のログラインにまとめてみましょう。
 もしログラインがうまく出来上がらなくてもあまり気にせずに,とりあえず一本作ってみましょう。

②次に,そのログラインを確かめてみましょう。
・ ストーリー全体の内容や物語の筋や結末を書く必要はありません。
・ 書くのは「物語の出だし」だけでいいです。
・ そのログラインの「続きが気になるかどうか」確かめてみましょう。
・ その作品の「面白さのポイント」が書いてあるか確かめてみましょう。いちばん面白い要素です。その作品での何が面白いのか,どこが面白いのか,を自分で分析してみましょう。なければ,加えてみましょう。
・ 「面白い状況(皮肉的な状況)」が書かれているかどうか,なければその要素を加えてみましょう。
・ 大騒動が巻き起こりそうかどうか,イメージが膨らんでいくかどうかを確かめてみましょう。なければ付け加えてみましょう。

もし何の面白みもセールスポイントもなく,大騒動もイメージも膨らまなければ,そのアイディアは何らかの問題を抱えている(つまり,つまらない)ものである可能性が高いです。
ここはねばって,良いログライン,おもしろそうだな,先が気になるなっていうログラインができるまで上記の改善をやってみてください。
 ここは,作品のおもしろさを左右するもっとも大切な工程なのです。ぜひ,納得いくまで,取り組んでみてください。

    

ログラインを膨らませて,自由に好きなシーンを思い浮かべる

 さて,おもしろいアイディアが浮かび,いけるかもっていうログラインができあがったら,そこから浮かんでくるいろいろなシーンを書きとめていきましょう。よいログラインは広がりと発展性があります。

・ こんな事も起こるんじゃないか,
・ あんな大騒動が繰り広げられるんじゃないか,
・ そんなこと言われたらおもしろいだろうな,

などといった想像が広がります。

では,本講の最後に演習をやってみましょう。

   

演習

自分の好きな作品のログラインを作ってみましょう。  

自分のアイディアをログラインにまとめて,おもしろさを説明してみましょう。

→ログラインの作り方はこちら!

→ログラインのテンプレート集はこちら!

参考:第1章「シーン」をつくろう! の記事

■vol.5「シーン」をつくろう!

■vol.6「願望」が作品のアイディアを生み出す!

■vol.7「新しい組み合わせ」をみつけよう!

■vol.8「典型的なパターン」のどこかを変えてみよう!

■vol.9「ギャップ」を使って発想する!

■vol.10「状況」をつくってみよう!

■vol.11「葛藤」をつくってみよう!

■vol.12アイディアを1、2行の文章にまとめてみよう!

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