« ■vol.8 「典型的なパターン」のどこかを変えてみよう! | トップページ | ■vol.10 「状況」をつくってみよう! »

2011年5月 9日 (月)

■vol.9 「ギャップ」を使って発想する!

0009

 

◇ギャップのある人物を登場させよう

まず職業を一つ決めて,その職業に似つかわしくない人物を登場させてみよう

 以下の方法でキャラクターを一人作ってみましょう。

1.まず一つの職業(ファンタジーモノなら魔法使いとか剣士とか)、学生であれば部活動・クラブ,生徒会・委員会,成績などの能力種別)を選ぶ。(できれば特徴のあるものの方が良い)

2.その職業に就いている人の「いわゆる典型的なイメージ」を書き出してみる。

3.次に、書き出したその職業に就いている人の「典型的イメージ」と、かけ離れた(正反対の)人物を登場させる。

4.そして,その人物とまわりの人物・状況との大騒動,出来事などからアイディアのきっかけを掴んでみましょう。

例)1.選んだ職業「警察官」
  2.典型的イメージ「まじめ、組織に絶対服従、正義感が強い、曲がったことが嫌い、一般市民のために働く……」
  3.正反対の人物像「不真面目、いい加減、組織に従わない、ずるい、せこい、自分のために大いに働く……」

 こう考えていくと『こち亀』の主人公両津勘吉に限りなく近づいていきます。そう、こち亀の両さんは「いわゆる警察官像」とはかけ離れたギャップの面白さがキャラクターの魅力になっているのだと言えます。同じく中川も麗子もその他の個性的な警官キャラたちも「警察官像」といろいろなギャップがあるキャラとして作られています。
 また、大原部長は唯一「警察官らしい警察官」のキャラクターとして両津や個性的なキャラクターたちと対比になっています。


~いろいろな例~

・    料理の大嫌いな料理人
・    気の弱い相撲取り
・    魔法が嫌いな魔法使い

 といった感じです。

◇相反する気質を持つ者同士をペアにしてみる

正反対の人物同士を組ませてみよう

まったく逆の性格,価値観を持つ人物同士をペアにしてみましょう。そして,その二人になにかをやらせてみましょう。一緒になにかをやらざるを得ない状況に二人を放り込んで見ましょう。問題を起こして解決させてみましょう。それぞれ違ったことをいい,違ったことをちがった視点から考え,違った方法で解決しようとするでしょう。そこで「対立」が生じます。その対立が面白さとなります。

◇「能あるタカは爪を隠す」キャラを考えてみる

「じつは~だった」というキャラ

 「典型的パターン」でも紹介しましたが,登場した時は弱そうに見えたが,じつはすごく強かった,じつはすごく偉い人だった,じつは徳川の副将軍だった、じつは「何らかの分野のエキスパート」であるという「初登場時の見かけ」と「本当の実力のギャップが」あるキャラクターから,アイディアを発想してみましょう。
『シティーハンター』の冴羽遼などは「能あるタカ~」のキャラの優れた例です。
はじめに登場したときが「馬鹿でドジでアホで品がない」ほど、後半に本当の力と本性の優しさなどが表れたときのギャップが大きくなり、それがキャラクターの魅力につながっていきます。


では,本講の最後に演習をやってみましょう。

演習

1.職業を決めて,似つかない人物を作ってみましょう。

2.相反する気質のペアが登場する作品を探してみましょう。

参考:第1章「シーン」をつくろう! の記事

■vol.5「シーン」をつくろう!

■vol.6「願望」が作品のアイディアを生み出す!

■vol.7「新しい組み合わせ」をみつけよう!

■vol.8「典型的なパターン」のどこかを変えてみよう!

■vol.9「ギャップ」を使って発想する!

■vol.10「状況」をつくってみよう!

■vol.11「葛藤」をつくってみよう!

■vol.12アイディアを1、2行の文章にまとめてみよう!

|

« ■vol.8 「典型的なパターン」のどこかを変えてみよう! | トップページ | ■vol.10 「状況」をつくってみよう! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1503239/39929282

この記事へのトラックバック一覧です: ■vol.9 「ギャップ」を使って発想する!:

« ■vol.8 「典型的なパターン」のどこかを変えてみよう! | トップページ | ■vol.10 「状況」をつくってみよう! »