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2011年5月27日 (金)

■vol.26 「動機」を描こう!

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◇ 「なぜ」それをやらなきゃいけないのか

物語は人物の「心情」と「行動」に焦点を当てて描く

物語を作る上での大きなポイントは,「人物の心情と行動」に焦点を当てて描いていくという点です。人物,行動については前課でやりましたが,この課ではキャラの「心情」(思ったこと,感じたこと)と「動機」(その行動をとる理由,その思考をする理由)について,学んでいきたいと思います。

「事件」に対するキャラの反応を描く

人物が「事件が引き起こす悪い状況」に対して「どんな思いを抱くのか」「どんな反応を示すのか」,そして問題解決のために「どんな行動をするのか」「なぜその行動するのか」をしっかりと決めていきましょう。

人は自らの内に力があり,それによって自ら選択し行動していきます。キャラクターも同じです。この内にある力の源となるものがこの「動機」です。物語の中での「行動」の基本的な動機は「事件によって生じた問題・悪い状況を解決したい,その解決のためにこの行動をしたい」というものになります。なぜ解決したいのか,誰のために解決したいのか,なぜその行動をするのか,なぜそれをしたいのか,しなければならないのか,何のために,しないとどうなるのか,それらのキャラクターを行動へと駆り立てる思い「動機」をしっかり把握して,丁寧に描いてやる必要があります。

(※動機に関しては,第5課の願望と動機の項目を,もう一度参照してください)

◇人は〝何か〟のために行動する!

「行動の目的」「理由」「裏付け」を考えよう

 キャラクターが行動するには,必ず「動機」が必要です。キャラクターは「悪い状況」を「よい状況」に変える(もどす)ために,問題を解決するために行動をします。

その際にキャラクターがどうしても行動せざるを得ない強力な「理由」が必要になります。「目的」が必要です。そういう行動を取っちゃう「裏付け」が必要です。この「動機」を考えるためには次のことを考えていきましょう。

● キャラクターは何を求めているんだろう?
● ↑そのために,キャラクターはいちばん何をしたいんだろう?
● キャラクターは何であいつをやっつけなきゃいけないんだろう?
● 何でそういう事を,そういう風にやっちゃうんだろう? 何でああいう風にはやらなかったんだろう?
● 何でそういう事をしたのか? しなきゃいけなかったのか? あるいは,しなかった理由は何だろう?

キャラクターは望む物を手に入れようとして,望む通りの方法で行動するのです。

では,本講の最後に演習をやってみましょう。

演習

自分の好きな物語作品(マンガ,アニメ,小説,映画,ドラマ等)をいくつか選び,行動の「動機」,何でそれをしなければいけなかったのか,という理由を書き出してみましょう。

 

参考:第3章ストーリーをつくろう! の記事

■vol.21 「ストーリー」のつくりかた
■vol.22 物語に必要な「12の要素」
■vol.23 「はじまり」と「おわり」をつくろう!
■vol.24 「事件」が「悪い状況」を引き起こす!
■vol.25 「誰が」「何を」するのか!
■vol.26 「動機」を描こう!
■vol.27 「3つの障害」をつくって、メインの問題の解決をジャマしよう!
■vol.28 登場人物の「心が動く瞬間」を描こう!
■vol.29 「テーマ」とは、なんぞや?
■vol.30 「テーマ」はクライマックスに組み込もう!
■vol.31 クライマックスで主人公を谷底に突き落とそう!
■vol.32 「解決方法」の3つのパターン
■vol.33 12の要素をまとめて、ラストで解決する問題を決めていこう!

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