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2014年7月11日 (金)

■実践編vol.09 「25の皮肉のパターン」と「皮肉のログラインPart2」 

J0009

   

物語では物事を「ストレートに」描いてはいけない!

 物語を構想、企画する場合、人物設定や人物同士の関係性、人物の行動、舞台設定などを「ストレート」に、常識の範囲内の「直球」でしか描かないと、面白さは半減してしまいます。
 物語を描くときは、ストレートではない、何らかの「ひねり」を加えることによって、化学反応が生まれていき題材が何倍にも面白くなっていきます。たとえば、ストレートに「勇者が世界を救う」というよりも、「誰からも相手にされない《おちこぼれ勇者》が世界を救う」というように「ひねり」を加えたほうが、同じ「世界を救う」という題材でも面白さが違ってきます。
 このひねりが「皮肉」という要素です。
 前の課に引き続き、この課でも「皮肉」を使って物語にひねりを加えていく方法を、より具体的に、実践的な応用法を学んでいきたいと思います。
    
     
面白い物語は、「常識、既成概念に《反する》こと」が描かれた物語である!

 さて、物語の諸要素にひねりを加える、すなわち「物語の皮肉」とは一言でいうならば、次のようなことです。
    
 「常識、既成概念に《反する》要素を作品にもたらすこと」
 「《一般的に考えられていること》と《反対》の結果になること」

 物語の皮肉とは、「作品の中で通常、現実には起こらないようなことが起こる」、「世間一般が思う既成概念、常識、社会通念に反する(悪行という意味ではない)ことが起こる、またはそのような行動をする」ということなのです。
 普通は起こらないようなことが、普通とは逆の形で起こっていく、これが物語の皮肉なのです。
 面白い物語を構想しようとするならば、できるだけ作品の中(人物設定、舞台設定、状況設定、ストーリー展開など)に、「常識では考えられない、既成概念、固定観念を打ち破る、定石、既存の方法に反する、逆を行くような『奇跡』ともいえる内容を含め、描いていく」必要があります。

 

物語に「常識、普通と逆」の要素を加えると面白くなる!

 物語では、どこかに皮肉、すなわち「常識、普通とは逆の要素」を加えると、より面白くなっていきます。
 この「常識とは逆の要素」の具体的な場合については、次のようなものが考えられます。

 

「皮肉(常識、普通と逆転、反転)」

①それをするのに「最も不向きだと思われる人、最も能力がない人、素人、落ちこぼれ」が、それを成し遂げてしまう。
   
②「意外な人、そんなことをやらないような人物」がそれを行う。「専門家以外の人」が行う。
   
③悪人なのにいい人、いいことをする。善人なのに悪い人、悪いことをする、敵。
   
④「権力、強い者、大きなもの」が敗れ、打ち倒される。しかも弱い者に負ける。
   
⑤最も有効な手段が役に立たず、「最も役に立たないと思われている手段」が役に立つ。意外な方法で勝つ。
    
⑥勝つ見込みのない「絶対的に不利な状況」から勝つ。大逆転。
    
⑦「失敗」が成功を生む。「悪い出来事」が良い結果を生む。不利な状況が、有利な状況に逆転する。
   
⑧大事なものを「捨てる」ときこそ、大事なものを得られる。
    
⑨「良かれと思ったこと」が、悪いことを引き起こしてしまう。
    
⑩一見弱そうな人が「実は強い、達人」だった。凡人がすごい実力、ワザを持っていた。意外な正体。
    
⑪「敵対者」と手を組む、敵対者が助けてくれる、普通では仲間にならないような人物と仲間になる。
    
⑫「最も信頼する者」に裏切られる。仲間が敵になる。仲間が敵の黒幕だった。
    
⑬主人公が期待してること、希望していることと「反すること」が起きる、反する状況に陥る。
   
⑭正しい目的で行動する主人公がひどい目にあう、不幸になる、うまくいかない。
    
⑮秘密の「意外な真相」、思っていたことと違う、常識とは違う逆の真相。
    
⑯強い者、ヒーローの「弱点」。 
    
⑰悪いことほど「絶妙なタイミング」で起こる。
    
⑱最も「嫌いなやつ」と最も仲良くなる。

⑲「最も嫌なこと」をしなければいけない。

⑳嫌な人、対立する価値観を持つ人と「一緒に居なければならない」、一緒に行動しなければならない。

㉑最も身分、地位が高い者が、身分の低い平凡な者、一般人に求婚、恋のアプローチをする。
    
㉒意外な形で出会う、驚くような形で再会する。
    
㉓普通、現実では「ありえないようなこと」が起こる。普通の人が体験したことのないような経験、環境、状況、極限状態に放り込まれる。
    
㉔偽物が本物以上のことをする。
    
㉕人違い、誰かに間違われる。

……このような要素が、物語の面白さと密接に関わってくる「皮肉」になります。
 では、これら一つひとつについて、少し見ていきたいと思います。

 

①それをするのに「最も不向きだと思われる人、最も能力がない人素人、落ちこぼれ」が、それを成し遂げてしまう。

 普通に考えれば、何かを行うという場合、「それをするのに最も適した人、有利な人、専門家」が行っていきます。しかし、物語の世界では、それでは面白くありません。
 物語では、「最も不向き、不利だと思えるような人、専門外の人」がそれを成し遂げてしまうからこそ、面白さが生まれます。たとえば、「素人集団がプロチームに勝ったり」、「落ちこぼれが東大に合格したり」、「スピード勝負で自転車がバイクに勝ったり」、「剣で銃に勝ったり」……といったように、現実ではほとんど起こらないようなことが起こるということが、物語の醍醐味なのです。
 もちろん現実にも「学年ビリのギャルが慶應大学に現役合格」したり、「一介のサラリーマンがノーベル賞を受賞する」ということが起こります。そんなニュースを聞くときに、我々の心は踊り出すのではないでしょうか。
 このように、最も不向きな人が最も大きな成果を出すという皮肉が、物語を面白くしていくのです。

 

②「意外な人、普通はそんなことをやらないような人」がそれを行う。「専門家以外の人」が行う。

 これも①のパターンと同じ皮肉です。ただ、こちらは「キャラクター設定」について考える上でより役に立ってくれる皮肉の要素です。
 意外な人、普通はそれをやらないような人が、その職業、役割を務めるというもので、たとえば「美少女が宇宙戦艦の艦長」、「元ヤンキーの教師」、「僧兵」、「説教強盗」、「怖がり、暗いところが嫌いなオバケ」、「弱虫の勇者」……などです。筆者が高校時代に通っていた合氣道の道場で、その系列道場の合同合宿があったのですが、そこにお坊さんの方が来ていました。その方は「坊主頭で外見がどっから見てもお坊さんなのに、合氣道がめっちゃ強い」という方で、そのギャップがなんだかスゴくカッコ良かったです。
 この皮肉を作る上でのポイントは、その職業と「真反対の立場、最も不利、不向きな人物に、その職業をやらせる」というところです。または、「意外な過去、現在の職業と真逆の職業に昔就いていた(たとえば、「元ヤクザの牧師」、「元ボクサーの幼稚園の先生」など)という設定をもたせる」と皮肉を作ることができます。
 また、その応用として「今はダメダメだけど、昔はすごい人だった」という「昔取った杵柄」パターンの皮肉を設定しても面白くなります。たとえば、「今はアルコールに溺れている飲んだくれおやじだが、昔はプロ野球の選手だった」とか、「今はしがない一教師だが、昔は宝塚のトップスターだった」と言うような感じです。そういう人物が、今のダメダメさと逆にすごい実力を発揮すると皮肉が生まれ、面白くなっていきます。
 また、映画『がんばれ! ベアーズ』などでも見られるように、この「昔取った杵柄今はダメダメ」タイプの人物は、指導者ポジションで使うとその皮肉の面白さをうまく活かしていくことができます。

 

③悪人なのにいい人、いいことをする。善人なのに悪い人、悪いことをする、敵。

 これもキャラクター設定的な皮肉で、悪人なのにスゴくいい人、善人なのに悪いことをしている、または敵だった、という「人物の外見と内面、人物設定と行動」が反対になっているというものです。たとえば、「山賊、海賊、泥棒が命を助けてくれる」、「見るからに怖そうなパンクファッションのロッカーが電車で老人に席を譲る」、「赤十字の職員がじつは殺し屋だった」、「殺人看護師」……などです。作品の中でもこの皮肉はよく使われており、宮部みゆき著小説『ステップファザー・ステップ』では、「強盗が盗みに入った家で、出会った双子の孤児の親代わり」をしていきます。アニメ映画『紅の豚』では、地中海を荒らしまわる空賊マンマユート団のボスが、「空賊なのに義理堅くて感動屋、面倒見がよく、女の子にもやさしい好感の持てる人物」として描かれています。有名な時代劇『ねずみ小僧』では、「悪代官や悪徳商人から奪った金銭を、生活に苦しむ貧しい者に分け与え」ていきます。(いわゆる義賊)
 物語では、善人が善いことをし、悪人が悪いことをするのではなく、悪人が善を行い、善人が悪事をはたらいていくのです。それが、物語の皮肉の面白さなのです。

 

④「権力、強い者、大きなもの」が敗れ、打ち倒される。しかも弱い者に負ける。

 現実では強い者が勝ち、弱い者が負けますが、物語の世界では「弱い者が勝ち、強いものが負ける」のです。
 そう、物語では「強い者が負ける、権力が打ち倒される」ところを描いていくのです。そうでなければ面白くありません。
 物語で勝負を描く場合、体格の差、敵の兵の数が何倍も多い、不利な状況など、「明らかにかなわないと思えるような相手」に勝つように描いていきましょう。
 また、「実は強かったパターン」を用いる際にも、「主人公は一人で敵が複数」や「敵は武器を持っているが、主人公は丸腰」など、読者が「明らかに敵のほうが有利だろう、主人公負けそうだ」と思える状況で闘わせていかなければいけません。
 皆さんの物語の中に、強い者、大きな者、権力が敗れる要素はありますか。もしなければ、ぜひこの皮肉を加えてみてください。それだけで、物語は格段に面白くなっていきます。

 

⑤最も有効な手段が役に立たず、「最も役に立たないと思われている手段」が役に立つ。意外な方法で勝つ。

 これも面白い皮肉で、「一般常識的に考えて、問題を解決するのに最も適切、有効だと思われる手段が役に立たなくて、最も効果が無い、不向きだと思われる手段が最も役に立つという形で問題解決を描いていく」と、その皮肉によって物語に面白さが表れていきます。たとえば、イソップ童話『北風と太陽』がいい例です。北風は太陽との「どちらが早く旅人の上着を脱がせられるか」という勝負において、「風で吹き飛ばす」という手段で旅人の上着を脱がせようとします。一般的に考えても、それが最も迅速かつ有効な方法だと思えます。しかし結果は、風に吹きつけられる旅人が、寒さから身を守るためにより一層上着を身につけようとしてしまい、結果脱がすことはできませんでした。しかし、これに対し太陽が旅人をさんさんと照らしたとき、旅人はあまりの暑さに上着を脱いでしまうのです。
 最も役に立たないような方法が一番役に立つという皮肉は、それだけで面白さを生みますが、主人公の特異性、優位性、独自性を読者に示し、その魅力を紹介していくのに非常に有効な手段となります。
 ということで、物語の中では問題を定石、有効だと思えるような方法で解決するのではなく、最も役に立たない、不向きな方法で解決させていってみましょう。

 

⑥勝つ見込みのない「絶対的に不利な状況」から勝つ。大逆転。

 ④とも深い関連性がありますが、物語では「大逆転」、つまり「一度、絶対的に不利な状況に陥ってから、大逆転して敵に勝ったり、問題が解決する」というようにストーリーを展開させていかなければ、面白さを出すことは難しくなります。
 他の課でも書きましたが、主人公の「大ピンチ」が、物語を面白くしていくのです。
 また、大ピンチ以外でも、問題解決の過程では、「一度ならず何度か、つまずかなければ」いけません。順調に問題が解決しても面白くはならないのです。このつまずきが、物語の障害となり、物語中盤を面白くするヤマ場となっていきます。
 もし、皆さんの物語に大きなピンチがなければ、ぜひ大ピンチの場面を作ってみてください。そこが物語のクライマックスとなり、大ピンチから大逆転して問題が解決するときに、読者は大きな面白さを感じていくでしょう。

 

⑦「失敗」が成功を生む。「悪い出来事」が良い結果を生む。不利な状況が、有利な状況に逆転する。

 物語の皮肉の真髄は「逆、反対になる」ということですが、物語では「失敗と思っていたことが成功につながり、悪い出来事、不幸な出来事だと思っていたことが、良い結果」につながっていきます。
 そうです、物語のストーリーというものはまさに「人間万事塞翁が馬」の故事で言われているとおりなのです。この故事の由来は次のとおりです。『ある老人の馬が逃げてしまったが、後にその馬は雌馬を連れて戻ってきた。また、老人の息子がその馬に乗っているときに、落馬して骨を折る大怪我をするが、その怪我のおかげで兵役を免れ、命が助かる。』このように「物事が逆転する」のが、物語の皮肉の面白さなのです。そして、逆転の幅、差が大きければ大きいほど、物語は面白くなっていくのです。
 物語の中でこの皮肉、逆転を描く場合は、「立場や視点、価値観、状況が変化する」ことによって逆転、反転していくように描くとよいでしょう。それによって、不利な局面は有利な局面に転じ、弱さやハンディキャップは、強さや魅力、武器に変わっていくのです。
 「ピンチはチャンス」といいます。現実にも、ノーベル賞を受賞した島津製作所の田中耕一さんは、実験での失敗(ミス)によって偶然に大発見をし、タンパク質をイオン化するという遺伝子やタンパク質の研究になくてはならない技術を開発しました。また、自由に貼ってはがせる付箋「ポストイット」も、強力な接着剤を開発してたときの失敗から生まれています。
 失敗が成功に変わるとき、読者は物語に大きな面白さを感じていくのです。

 

⑧大事なものを「捨てる」ときこそ、大事なものを得られる。

 古くからの格言に「得ようと思ったら、まず与えよ」というものがあります。また、新約聖書には「自分の命を捨てるものは、それを得る」という言葉が載っています。物語の皮肉という観点からこれらのの言葉を見つめるときに、多くの発見があります。
 そう、物語でも人生でも、得ようと思う人はそれを失い、他の人のために大事なものを捨てる人が、結果的にそれを得ることができるのです。
 この皮肉のパターンを如実に表すような出来事が、終戦直後の日本で起こりました。
 終戦直後に、昭和天皇は占領軍との会見で、GHQの最高司令官マッカーサーに対して「日本人がしたことの全責任を自分が負う。だから、自分の命と引き換えに、国民の命、生活を助けてほしい」と懇願しました。会見において、昭和天皇が命乞いにくるだろうと思っていたマッカーサーは非常に驚き、また強く心を動かされました。そして、こう答えました。「かつて、戦い敗れた国の元首で、このような言葉を述べられたことは、世界の歴史にも前例のないことと思う。私は陛下に感謝申したい。占領軍の進駐が事なく終ったのも、日本軍の復員が順調に進行しているのも、これ総て陛下のお力添えである。これからの占領政策の遂行にも、陛下のお力を乞わねばならぬことは多い。どうか、よろしくお願い致したい」そして、マッカーサーは立ち上がり、昭和天皇の手を握りしめて、「私は、はじめて神の如き帝王を見た」と言ったのです。
 会見前の傲然としたマッカーサーの不遜な態度は、会見後に一変していました。
 その後マッカーサーは、「天皇を処刑すべきだ」というソ連や本国の主張を退けて、天皇の命を助け、日本の復興、日本人の復員、そして食糧援助などに異例の協力をしていったのです。(じつはアメリカ本国から「日本で100万人の餓死者を出せ」という命令が下っていたそうです。)
 わずか37分の短い会見で、昭和天皇の「国民を救うための自分の命を犠牲にした嘆願」が、マッカーサーの心を打ち、皇族の命はもちろん、飢餓に苦しむ多くの国民の衣食住、そして結果的に自身の命をも救うことになりました。
 まさに自分の命を捨てるものは、自分の命を得、そして国民の命をも得たのです。
 マッカーサーは後にこう語っています。「私は陛下にお会いして以来、戦後の日本の幸福に最も貢献した人は天皇陛下なりと断言するに憚らないのである」
 筆者は国粋主義者ではありませんが、マッカーサーの手記や通訳者の証言などから、昭和天皇の「命を犠牲にする嘆願」が、今の日本の平和と戦後復興、平和憲法をもたらしたといっても過言ではないように思えます。
 捨てたら得られた、ミスを正直に謝ったら逆に信頼された、商品のクレームに対して誠実な対応したら、クレーマーだった人がそのメーカーの対応を賞賛する話を広げたなど、現実にも多いこの皮肉のパターンを用いるときに、人生で本当に大切なこととは何かを物語で描いていくことができるのです。
(参考文献:webサイト『日本の世界一』http://www.nipponnosekaiichi.com/admiration/mcarthur.html「昭和天皇を心から尊敬し讃えたマッカーサー」より)

 

⑨良かれと思ったことが、悪いことを引き起こしてしまう。

 これこそ、まさに物語の皮肉ともいうべき展開です。いいことをしたつもりがかえって相手を傷つけてしまった、絶対うまくいくという行動がとんでもない事態を生んでしまった、良かれと思ってやったことがまったく逆の結果になってしまったなど、一般常識的に考えた結果と反対になってしまうことでも、皮肉の面白さを作ることができます。人気マンガ『MONSTER』では、主人公Dr.テンマは天才外科医であり、生命の危機に瀕した子供の命を手術によって救います。しかし、その子供はじつは恐ろしい殺人鬼だったのです。回復した子供は病院から抜け出し、連続殺人の犯行を重ねていきます。その子の命を救ってしまったばっかりに、多くの人間が命を奪われる結果になってしまうのです。しかも、その殺人の犯人としてDr.テンマが疑われてしまうのです。まさに、皮肉! こんな皮肉な結果は多くの読者を惹きつけます。こんな場面を見るときに、読者はその意外で皮肉な展開に驚き、「この後どうなるんだろう」という強い興味を抱いて、作品を読んでくれるでしょう。

 

⑩一見弱そうな人が「じつは強い、達人」だった。凡人がすごい実力、ワザを持っていた。意外な正体。

 このパターンは、創作講座基礎編でも解説している「実は強かった」パターン、俗に言う「能ある鷹は爪を隠すパターン」です。弱そうに見えるやつほど、じつは強いという皮肉の面白さが、このパターンの一番の特徴です。
 このパターンを作る上でのポイントは、ズバリ「弱そうに見える」というところです。前述した「弱い者が強い者に勝つ」との違いは、このパターンでは対象の人物は「強い」のです。しかも、誰よりも強いのです。でも、その強い者が「弱そうに見える、弱者を演じている」というところにこのパターンの大きなポイントがあるのです。
 大切なのは、弱そうにしている理由、本当の実力を隠している理由をしっかりと設定していくことです。
 このパターンを使えば、すぐに簡単に、面白い皮肉の物語を作っていくことができます。

 

⑪「敵対者」と手を組む、敵対者が助けてくれる、普通では仲間にならないような人物と仲間になる。

 これも他の課ですでに解説してあるとおりですが、この皮肉のパターンは、もはや少年マンガでは最もポピュラーでありながら、最も燃えるパターンとして広く利用されています。マンガ『ドラゴンボール』のピッコロやベジータの例を出すまでもなく、マンガ『るろうに剣心』の相楽左之助、四乃森蒼紫、斎藤一、アニメ映画『天空の城ラピュタ』の海賊のドーラ一家、TVアニメ『天元突破グレンラガン』のヴィラルなど、さまざまな面白い作品の裏に、このパターンが存在しています。古くは、江戸時代に書かれた『南総里見八犬伝』にもこの「敵が味方になる」というパターンを見ることができます。
 最も手強い敵が最も心強い味方になる、悪い人間でも悔い改めれば正しいことができるというメッセージを存分に感じられるこのパターンは、いつの時代にも、読者の心に強く打っていくのです。

 

⑫「最も信頼する者」に裏切られる。仲間が敵になる。仲間が敵の黒幕だった。

 これは⑩の逆で、「仲間が敵になる」というパターンです。これも、物語として面白い皮肉、先が気になる展開をもたらしてくれる要素です。
 信じる仲間との信頼の大切さを描くのが物語ならば、信頼していた仲間に裏切られる驚き、辛さを描くのもまた物語なのです。
 裏切り、だまし、反逆、不倫といった皮肉要素は、それ自体はとても認められるものではありませんが、物語のモチーフとして扱うときには、読者を引きつける大きな働きをしてくれます。

 

⑬主人公が期待してること、希望していることと「反すること」が起きる、反する状況に陥る。

 これに関しては、何度も解説しているのでここではくわしくは述べませんが、期待していることと反対のことが起こり、どんどん期待している状態とかけ離れていくときに、読者は面白さを感じていきます。
 ギャグ、コメディー、ペーソス、ホラーなどで広く使われているパターンであり、ライトノベルの多くの主人公などにも、この皮肉が標準装備されています。
 このパターンは、て当事者が困れば困るほど、読者は面白さを感じいきます。どんどん、登場人物を困らせていきましょう。

 

⑭正しい目的で行動する主人公がひどい目にあう、不幸になる、うまくいかない。

 世の中、皮肉に満ちています。このパターンは、物語だけではなく現実にも最も多く見られるパターンの一つです。
 良いことをやっていても悪い目に合う、逆に悪いことやってる連中がいい暮らしをしている、いいものを作っても売れるとは限らない、素晴らしい作品を作ったのに認めてもらえないなど、人生にはたくさんの不条理があります。そして、多くの人がこの人生の不条理を味わっています。
 その意味から、このパターンは、読者の心を強く打つパターンであり、読者が主人公に共感を覚えるのに非常に有効なパターンとなります。
 物語では、読者を「泣かせる」ために使われるパターンでもあります。「なんでこんなにいい子がこんな目に……」というやつです。
 このパターンはラストが大事です。そのラストは二つ、「最後には正しい行いが報われて幸福になる」、または「そのまま不幸の淵まで落ちていく」というものです。不幸の行き着く先はもちろん「死」です。ただ、その場合どこかに「救い」となるような要素を描いていくようにしましょう。

 

⑮秘密の「意外な真相」、思っていたことと違う、常識とは違う逆の真相。

 意外な真相、これも大いに皮肉を描けます。とくに一般常識、既成概念、社会通念に対する意外な真相を描いていくと、皮肉が効いてきて面白くなっていきます。
 このパターンもすでに拙著や他の課で書いていますので、詳しくはそちらを参照していただきたいのですが、この「秘密」は、物語を作る上では非常に大事な要素であると言えます。
 意外な正体、意外な目的、意外な犯人、意外な悩み、意外な事情など、一般常識では考えられないような秘密は、物語に大きな面白さをもたらしてくれるのです。

 

⑯強い者、ヒーローの「弱点」。 

 これも皮肉です。誰よりも強いヒーローに誰もそんなこと平気だという意外な弱点がある、それだけで物語は面白くなります。ギリシャ神話のアキレス、北欧神話のジークフリートなど、弱点が物語の面白さになっているものはいっぱいあります。ウルトラマンのカラータイマー(地球上では3分間しか戦えない)、それを踏襲して作られたエヴァンゲリオンの電源ケーブル(ケーブルによる電源の供給が絶たれると内蔵電源で数分間しか動けない)など、面白い物語では、どんなに強い存在にも必ず弱点が設定されています。
 また、魔法や特殊能力にもこの弱点は設定されています。その弱点が面白さとなっていきます。
 ヒーローやロボット、モンスターなどが活躍する物語を考える場合は、この弱点を必ずつけるようにしていきましょう。

 

⑰悪いことほど「絶妙なタイミング」で起こる。

 悪いことというものは、最高のタイミングで起こっていくものです。悪いことであればあるほど、それが起こるタイミングはとんでもなく絶妙なものになっていきます。
 最も起こってはいけないときにこそ、最も起こってはいけないことが起こるのです。
 物語の中でも、そんな最高のタイミングで起こる最悪の出来事を描いてみてください。

 

⑱最も「嫌なヤツ」と最も仲良くなる。

 この皮肉は、主要キャラクターが「主人公と副主人公「、あるいは「主人公と恋の相手」というように二人登場する作品では必ずといっていいほど描かれているパターンです。「嫌いなヤツ、嫌なヤツ、そりが合わないヤツ、価値観がちがうヤツ」と出会い、はじめは対立していくが、なんと最後には最も親しい、仲の良い、信頼できる相手になってしまうというのがこの皮肉の面白いところです。仲が悪いヤツと一番の親友になってしまうのが面白いのです。
 この皮肉は、「相棒(バディ)もの」、「恋愛もの」にはなくてはならない皮肉です。

 

⑲最も「嫌なこと」をしなければいけない。

 皮肉の最も基本的なものとして、「最もやりたくないこと、嫌なこと、向いてないことをしなければならない、そういうハメに陥ってしまう」というものがあります。
 若い層に向けた作品、とくにライトノベルなどでは基本的にこの「いやいややらされている感」が重要になってきます。たとえば、何人もの美少女と学園生活を送るなんていう場合は、喜んでそれをやっているというよりも、それをいやいややらされているという方が読者は逆に面白さを感じていきます。
 このように嫌なことをやる、いやいややらされるという要素をどこかに加えておくと、物語の面白さを増やしていくことができます。

 

⑳嫌な人、対立する価値観を持つ人と「一緒に居なければならない」、「一緒に行動」しなければならない。

 これは⑱、⑲と合わせて考えるべき皮肉のパターンです。
 要は、一緒にいたくない人と一緒に居なければならず、しかもその人と一緒に協力して行動しなければならない、というものです。これに⑱の「嫌なヤツと最も仲良くなる」、⑲の「嫌なことをさせられる」を加えると、非常に面白い皮肉を簡単に作ることができます。
 前述のとおり、これらは「相棒もの」、「恋愛もの」の基本パターンとなります。両者の物語を構想している場合は、少なくともこの⑱、⑲、⑳の皮肉のパターンは、加えていくようにしましょう。


       

㉑最も身分、地位が高い者が、身分の低い平凡な者、一般人に求婚、恋のアプローチをする。

 恋愛もので用いられる皮肉のパターンです。
 これは、読者が憧れるような恋を描く場合に用いる皮肉です。
 一般人が、王様や貴族、社長、芸能人やアイドル、御曹司、伝説の勇者、騎士団長などの「身分や地位が高い人から告白される」というものです。
 このパターンは、身分の高い人物が同じ身分が高い相手を選ばずに、身分の低い一般人を花嫁や恋人として選ぶというところに皮肉の面白さがあります。

 

㉒意外な形で出会う、驚くような形で再会する。

 出会いの面白さも、物語では重要です。
 面白い出会いは、それだけでどんどん物語を生み出していってくれます。この出会いにも皮肉を絡めていくと面白くなっていきます。
 出会いの皮肉とは、「最悪の出会い」のことです。これも何度か述べていますが、後に恋人となるような二人の出会いは最悪なものになるのです。「会社の飲み会で行ったお店の男女兼用のトイレで、カギをかけるのを忘れて鉢合わせしてしまった相手が、後に夫になる人だった」とか、「交通事故で車でぶつかってきた相手が後の結婚相手」といった感じで、より親しくなる人とは、より最悪な状況で出会う、それが皮肉であり、物語の面白さの基本となっていくのです。

 

㉓普通、現実では「ありえないようなこと」が起こる。普通の人が体験したことのないような経験、環境、状況、極限状態に放り込まれる。

 現実ではありえないようなことが起こるだけでも、作品は面白くなっていきます。ありえないような事件、ありえないようなトラブル、ありえないような幸運、異世界に飛ばされるなど、それだけで面白そうなストーリーが生まれていきます。他にも宝くじの一等が当選するとか、王族と結婚する、殺し屋に命を狙われる、乗っていた飛行機がハイジャックされるなど、普通の生活と程遠い非日常的な出来事、状況にキャラクターを放り込んで、そこでそのキャラクターがどんな行動をするのかと考えていくようにしましょう。

 

㉔偽物が本物以上のことをする。

偽物が本物以上の働きをすることも、ユニークな皮肉を描き出せます。たとえば、偽勇者とか、偽弁護士とか。偽物なんだけど、本物以上に活躍していくと、そこに皮肉の面白さが生まれていきます。映画『サボテン・ブラザーズ』では、西部劇の撮影と勘違いした俳優三人組が、村人から本物の用心棒だと勘違いされ、やがて本物の盗賊団と対決していきます。
 この皮肉を使えば「本物の勇者が偽物の勇者に勇気の大切さを教えられる」とか、「偽物のコメディアンとか歌手が、難病に苦しむファンの女の子を元気づける」などどいったストーリーを簡単に作っていくことができます。
 この応用パターンとして、勘違いや誤解されて、しかたなく「本人を演じなければいけない状況」というのも面白いシチュエーションを生み出せます。本人が来られない、本人が死んでしまったなどの状況で、相手を傷つけないために本人のふりをしなければならないという場合です。また、詐欺師などの犯罪者が、最初はその人をだます目的で近づいてくるが、その人のために善意から偽物を演じるなんていうパターンもあります。
 オレオレ詐欺自体は、人をだます卑劣でゆるすことができない犯罪ですが、こんなことがあったそうです。ある人のところに「息子」を名乗るオレオレ詐欺の電話がかかってきました。その人の息子は2年前に亡くなっていたため、すぐに詐欺だとわかったのですが、あまりにも息子に声が似ていたため、犯人の話をずっと聞いていたいと思ったそうです。そのうち、おそらく詐欺だと気づかれているのに一向に電話を切らないその人に犯人は不思議がったため、その人はしかたなく犯人に事情を話しました。その人が犯人に「最後にもうちょっとだけ声を聞かせて欲しい」と言ったところ、犯人はちょっと考えたように間をあけた後、「これからも元気でがんばれよ、母さん」と言って電話を切ったそうです。
 この話が事実なのか創作なのかはわかりませんが、作り話だとすれば、偽物が本物以上のことをするという皮肉を使った優れた物語であると言えます。
 また、創作講座恋愛編でも書きましたが、偽の恋愛関係で恋人のふりをしなければいけない二人が、いつのまにか好きになってしまうというパターンも皮肉として有効です。
 この皮肉のポイントは、最後にだましていることがバレるというところです。でも、偽物だとわかった上で、本人を傷つけまい、がっかりさせまいとして行われた行為に気づき、だまされた方は感謝していくのです。
 人をだますというこのパターンの皮肉のラストは、大体がこのような温かいものになるから不思議です。まさに物語の皮肉ですね。

 

㉕「人違い」、誰かに間違われる。

人違いも面白さを生み出してくれる皮肉の鉄板ネタです。
 これは、間違われる人物が意外な人物であればあるほど面白さは増していきます。たとえば某国の王子に間違われるとか、大財閥の御曹司と間違われて誘拐されるとか、親の仇と間違われて殺されそうになるとか、有名人、芸能人と間違われる……などです。
 人違いの応用パターンとしては、「入れ替わり」があります。
 似てる人物同士が互いに入れ替わって、生活してみるというパターンです。児童文学『王子と乞食』などがこのパターンの好例です。ある日、非常に貧しい少年とイギリスの王子エドワードがひょんなことから出会い、お互いが双子のようにそっくりだということに気づいた二人は、貧しい少年が王子として、王子エドワードが乞食として互いに入れ替わることになり……、という物語です。身分の高い者と低い者が入れ替わる、乞食が王子として宮殿の生活を体験し、王子として何不自由なく生活してきたエドワードが貧しくてつらい乞食の生活を送るというところに皮肉の面白さがあります。
 入れ替わりは色々バリエーションがあり、替え玉、おとり捜査、変装、身代わりなど、状況に合わせてさまざまに面白い皮肉を描いていくことができます。

 ……と、このような皮肉が物語を面白くしていきます。
 作品の構想、企画段階でこのような皮肉の要素を加えていくことが、「面白い」物語を作っていくための第一歩となります。
 もし、自分の書こうと思っている作品のアイディの中に、これらの要素が全く含まれていないならば、読者に面白さを感じさせることは難しくなってきます。そんなときはぜひ、これらの皮肉の要素を一つでも二つでも作品の中に加えてみてください。
 とくに、日常もの、現代の我々が住み、生活している普通の世界観を舞台にしている作品で面白さを出していくには、この「皮肉」の要素が必要不可欠なのです。

 

皮肉のログライン集 第二弾

 物語における皮肉がどのようなものか、どのような要素、内容が面白い物語を生んでいくのかがつかめてきたところで、それを具体的にアイディアの状態に落としこんでいきたいと思います。そのためには、いつものようにログラインを作っていくことからはじめていきましょう。
 前回と同じように、虫食いのログラインのテンプレートを用意しましたので、その空欄に好きな言葉を書き込んで、面白いログラインを作ってみてください。そして、そのログラインをきっかけにして、シーンを思い浮かべ、広げてみてください。

(1)「〇〇」と一緒に生活するハメに。
   例:宇宙人と、死神と、妖怪と、アンドロイドと、未来から来た人間と、トップアイドル……など。

(2)クラスメイトが、じつは「〇〇」だった。
  担任の先生が、じつは「〇〇」だった。 (他、バリエーション多数)
   例:宇宙人だった、某国のスパイだった、ヤクザだった、殺し屋だった、アイドルだった、総理大臣だった、幽霊だった……など。

(3)引っ越した家は「〇〇」だった。
   例:お化けが住んでいた、宝物が隠されていた……など。

(4)隣に引っ越してきた人は「〇〇」だった。
  入部した部活の先輩は「〇〇」だった。 (他、バリエーション多数)
   例:宇宙人だった、完璧超人だった……など。

(6)さらわれた姫を助けにいくのは、勇者ではなく「〇〇」。
   例:旅芸人、盗賊、宿屋のおやじ、モンスター、敵国の王子……など。

(7)落ちこぼれが「〇〇」をする。
   例:落ちこぼれギャルが東大に現役合格、魔法学校の落ちこぼれが魔王を倒す、窓際族のリストラ寸前の平社員が最大の取引を成功させる、ホームレスが大統領になる……など。

(8)寄せ集めの素人集団が「〇〇」をする。
   例:プロ野球チームに勝つ、犯罪組織を壊滅させる、国を救う……など。

(9)普通の人だと思ったら、じつは「〇〇」だった。
   例:剣の達人、伝説の料理人、大会社の社長……など。

(10)「〇〇」を治す医者。
   例:おもちゃ、時計、心、ロボット、樹木、地球……など。

(11)「〇〇」を盗む泥棒。
   例:悪い心、乙女心、戦争……など。

(12)「〇〇」と「〇〇」が恋に落ちる。
    例:勇者と魔王、刑事と犯人、王様と町人……など。

(13)「〇〇」の濡れ衣を着せられる。
    例:殺人の、盗みの、スパイの、痴漢の……など。

(14)「〇〇」のお手伝いします。
    例:夜逃げ、銀行強盗、復讐……など。

(15)「〇〇」で働くことに。
    例:TV局で、王宮で、刑務所で、ホワイトハウスで……など。

(16)犯人は「〇〇」だった。
    例:家族、探偵、刑事……など。(事件の性質によって意外性のある犯人を考える)

(17)余命一ヶ月、人生最後にやることに選んだのは「〇〇」。
    例:結婚、宇宙旅行、長年いがみ合ってきた人との和解、お菓子の家を作る……など。。

(18)「〇〇」が親代わりになる。
    例:泥棒、モンスター、魔王……など。

(19)「〇〇」が事件を捜査する。
    例:子供、動物、近所のおばあちゃん、泥棒……など。

(20)突然目の前に現れた女性は、なんと「〇〇」だった。
    例:タイムスリップしてきた自分の娘、一年前に死別した彼女の幽霊だった……など。

(21)「〇〇」のふりをしなければならないハメに。
    例:勇者、花婿、恋人、相手の生き別れた父親……など。

(22)「〇〇」が結婚を申し込んでくる。
    例:エリート社員が、部長が、社長が、財閥の御曹司が、伝説の勇者が、魔王が……など。

(23)「〇〇」に閉じ込められる。
    例:エレベーターに、地下の牢獄に……など。

(24)「〇〇」に間違われる。
    例:王女に、伝説の勇者に、敵に、スパイに……。

 ……いかかでしょうか。
 (「例」がちょっと時間なくて面白くないのですが、あくまで参考程度に見てください。)

 これらのログラインにそのまま言葉を書き込んでもいいですし、ログライン自体をアレンジしていっても面白いと思います。これらのログラインを使って、魅力的な物語の皮肉のアイディアを作ってみてくださいね。
 なお、ログラインのテンプレートは随時追加していきます。楽しみにしててくださいね。

参考:第8章 作品をつくろう!

■実践編vol.06 創作コラム「独自性」があるということ

■実践編vol.07 「読者が主人公を好きになるシーン」からキャラクターを作るコツ

■実践編vol.08 「皮肉」のログラインから、シーンを発想していこう!

■実践編vol.09 「25の皮肉のパターン」と「皮肉のログラインPart2」

■実践編vol.10 ログラインは「主人公について書かれたもの」である!

■実践編vol.11 物語はどこから作る!? キャラクターの「職業と目的」が決まれば、ストーリーも設定も自動的に決まる!

■実践編vol.12 クライマックスの面白さを生み出す「22の問題解決方法のパターン」

■実践編vol.13 創作コラム:人は「偶然」に憧れ、それを味わいたいと思っている

■実践編vol.14 「主人公の感情の変遷」こそがストーリー構成のカギを握る!

■実践編vol.15 『シン・ゴジラ』と『涼宮ハルヒ』の作り方は全く同じ!?  魅力的なキャラクターは、「登場する前」に立っている!

 

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