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2017年2月 2日 (木)

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「嫌でも1ヶ月で物語が書けてしまう創作プログラム」第0回

【ストーリーのひみつ】

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◆どうすれば面白いストーリーをつくれるのか?

このプログラムの到達目標はズバリ、

「面白いストーリー(のプロット)をつくる」

というものです。

なかなかストーリーがつくれない、
思い浮かばないという悩みは、
物語を書こうとする誰もが
一度は経験することではないでしょうか。

今回のプログラムは、
そんなみなさんの悩みを解決すべく、
ワタクシとみなさんが一緒に、
同じ手順で物語をつくっていくことを
体験できたらと思い、企画しました。

ストーリーが書けない、浮かばないという原因の一つは、
「ストーリーの構造、仕組み」をストーリーづくりに
いまいち活かせていないということにあります。

じつは、ほとんどすべてのストーリーには、
ある共通の「シンプルな構造」があります。

どんなに長く、または複雑な展開のストーリーも、
細部が複雑なだけで、ストーリー全体は
このシンプルな構造で構成されています。

この構造を理解し、ストーリーづくりに活かすならば、
ストーリーづくりが滞る原因を解消し、
しっかりとしたストーリーをつくるのに
大きく役立っていきます。

ということで、
まずはこの構造を学んでみたいと思います。

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◆すべてのストーリーに共通する基本構造「ヒーローズ・ジャーニー」

このストーリーの構造は、
アメリカの有名な神話学者ジョーゼフ・キャンベルによって
発見されました。

(有名なので知っている方も多いかと思いますが、
ここではもう一度再確認しておきましょう。)

キャンベル先生は世界中の神話を研究、分析し、
ほとんどの神話に共通する
シンプルな1つの構造に気が付きました。

それは

「ヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅路)」

と名付けられ、

その構造は、次の大きく三つの段階から成っています。

(1)「出立(旅立ち)」
    ↓
(2)「イニシエーション(通過儀礼)」
    ↓
(3)「帰還」


解説しますと……、

神話の物語では、『神話の主人公「英雄」は、

(1)まず「住み慣れた故郷を離れ冒険の旅へ旅立ち、」(出立)、

(2)冒険の旅の中でさまざまな「試練や苦難を乗り越えて
   冒険の目的を達成して大きく成長し、」(イニシエーション)、

(3)「故郷に帰ってくる」(帰還)』

……というものです。

(※じつは、この3つの段階はさらに細かく分かれているのですが、
まずはこの3段階の流れを把握していきましょう。)

キャンベル先生曰く、
「神話の物語は、ほとんどこの構造を持っている」というのです。

そして、逆に言えば、
この構造を利用すれば、
神話の物語がつくれるということになります。

映画『スター・ウォーズ』は、
このキャンベル先生の理論(単一神話論とも呼ばれます)をもとにして
ストーリーがつくられ、
世界中で大ヒットしたのは有名な話です。

それ以降、ハリウッドでは、
この構造がストーリーづくりに取り入れられ、
『マトリックス』、『ロード・オブ・ザ・リング』、
『ハリー・ポッター』など、
多くの映画がこの構造をもとにシナリオが書かれ、
世界中で大きなヒットを記録しました。

……でも、みなさんこう思うかもしれません。

「それって『冒険もの』のストーリーの話でしょ、
自分が書きたいのは『日常もの』だし……」

とお思いになったみなさん、

じつは、このシンプルな3つの構造は冒険の物語だけではなく、
ほとんどすべてのストーリーが持つ共通の構造なのです。

たとえば、ヒーローズ・ジャーニーを
次のように言い換えてみてください。

(1)出立
→「主人公に事件、問題が発生」

(2)イニシエーション
→「主人公は事件をなんとか解決しようと行動し、
  その過程で大切なことを学び、成長する」

(3)帰還
→「事件が解決、もとの平和が訪れる」

このように言い換えると、
ほとんどのストーリーは、
この3つの段階という構造を
持っていることがわかります。

つまり、物語のストーリーとは、

『平穏な「日常」生活を送っていた主人公が、
冒険の旅や事件、問題、危険という
「非日常」の状態に放り込まれ、
そこでそれを何とかそれを解決し、
再び平和な「日常」が訪れる』

……までを描いたものなのです。

この構造は物語だけではなく、
私たちの日常生活や人生に
共通するパターンでもあります。

脚本家、映画監督の三宅隆太さんは、
著書『スクリプトドクターの脚本教室・中級篇』の中で、

「人間の営みは、
総じて「日常(=常体)」
「非日常(=変化)」
「新たな日常(=更新)」の繰り返しによって
成り立って」いるとおっしゃって、
さまざまな具体例を述べています。

それにならって考えてみますと、たとえば……、

・「朝、学校に出発」→「勉強をがんばって」→「家に帰ってくる」、

・「お腹すいた」→「料理をつくる」→「おいしゅうございました」、

・「壊れた」→「修理」→「元通りに直った」

・「ケンカ」→「反省」→「仲直り」、

・「高校3年生になった」→「受験勉強猛特訓、入試」→「大学に合格」

・「素敵な異性と出会う」→「交際して仲を深め」→「結婚」

・「自動車教習所に入学」→「教習を進め、試験を受ける」→「免許取れた!」

・「生まれる」→「成長する」→「大人になる」

……といった感じで、この3段階の構造は、
誰もが経験する人生の共通パターン
だということがわかります。

だからこそ、世界中の神話で描かれ、
国や文化の違いを超えて誰もが理解、共感できるストーリーを
つくることができるのです。

この3つの構造を意識して
ストーリーを構想して描いていくならば、
多くの人が楽しめるストーリーを
かんたんにつくっていくことが可能になるのです。


……さて、ここからが本題です。

このヒーローズ・ジャーニーの3つの段階の中で、
ストーリーにとってもっとも重要なものは
どれだと思いますか。

---------------------------------------------------------------------

◆ストーリーとは、主人公が「こども」から「大人」になるまでを
 描いたものである!

ヒーローズ・ジャーニーの3つの段階の中で
もっとも重要なパートは、
じつは(2)の「イニシエーション」です。

こここそが、ストーリーづくりにおいて、
もっとも重要なパートになります。

なぜここがいちばん重要なのかというと、
そこが
「ストーリーをストーリーたらしめる根幹の部分」
だからです。

ここは、ドラマを書くうえでもっとも核となる、
必要不可欠な部分なのです。

多くのヒーローズ・ジャーニーの解説を見聞きしますと、
冒険の旅へ旅立ち、危険な冒険を成し遂げて、帰ってくるという
構造だけを強調するものがよくあります。

たしかに、その構造は大切です。

日常から「非日常という冒険」へと旅立ち、
また日常に戻ってくるというのは、
ストーリーのもっとも基本的かつ根本的な構造だからです。

しかし、「冒険に行って、帰ってくる」だけでは、
ストーリーの半分しか描いていません。

ストーリーで大事なのは、
その冒険を通して英雄が
「成長する」という部分なのです。

ここが、物語に「ドラマを生み出していく部分」に
なるからです。

(2)のパートがなぜ
「イニシエーション(通過儀礼)」と呼ばれているのか、
その理由がここにあります。

イニシエーション(通過儀礼)とは、
「大人になるための儀式」のことです。

世界中の多くの文化圏で、
こどもが一人前の大人になるための
通過儀礼の儀式が行われてきました。

ある部族では「一人で狩りをする」、
またある部族では「バンジージャンプを飛ぶ」といったことが
通過儀礼として行われてきました。

昔の日本でも「元服」といって、
こどもの服装や髪型、名前を捨てることによって
大人として認められていましたし、

現代の日本の「成人式」のように、
こどもとしての保護、庇護される環境を捨て、
法的にも社会的にも責任を負うことを自覚し、
自立を目指すことを再認識する、
というようなものもあります。

これらの通過儀礼に共通することは、
「こどもだった者が、何らかの試験によって試みられ、
その試験をパスすることによって大人に成長していく」
というものです。

つまり、ヒーローズ・ジャージーの
(2)イニシエーションのパートというのは、
冒険の旅や事件、問題、危険という
ある種の試練である通過儀礼によって「英雄が試され」、
それを「乗り越えて成長する」までが
描かれていくパートなのです。

そして、この「成長こそがストーリーの本質」なのです。

「冒険の旅」は、
その英雄の成長を促す機会、きっかけとなるものです。

ストーリーというものは、
「こども」だった英雄(主人公)が、
冒険の旅という試練を受けて「大人」に成長していく、

冒険の旅だけでなく、
その「冒険を通して成される英雄の成長」までを描いて初めて、
物語のストーリーなっていくのです。

では、なぜ英雄は冒険の旅で成長していくのでしょうか。

その理由は、

「英雄が成長しなければ、
冒険の旅を成し遂げて目的を
達成することができない」

からです。

ここがポイントです。

つまり、英雄が冒険の旅を達成できない理由は
「英雄の未熟さ」にあり、

その「未熟さを克服して成長することによって
初めて、冒険の旅を達成していくことが
できるようになる」のです。

★大事なのは、英雄は初めに旅立つときは
「こどもの状態である」ということなのです。

こどもといっても年齢的な意味ではなく、
「内面的、心の成熟度」という意味です。

また、そのこどもの状態である未熟さは、
成人している英雄にもある(誰しも持っている)
心の「部分的な未熟さ」です。

心全体が未熟なのではなく、
その一部分が未熟ということです。

★つまり、物語で英雄は、旅立つときには
「どこかに未熟な面や
何らかの欠落を持っている必要がある」
ということになります。

なぜなら、未熟でないと成長できないからです。

そして、その未熟な面が、
冒険の旅という試練を受けることで磨かれ、
強められて成熟していきます。
それが「大人になる」ということ、
つまり通過儀礼を経て成長するということなのです。

お客さんは、
この主人公が成長するところが見たくて物語を読みます。

お客さんは、
未熟な部分を抱える主人公ががんばって
試練を乗り越えて成長するときに感動を覚え、
また勇気や希望を感じていきます。

また、主人公と一緒に大切なことを学んでいきます。

その冒険の旅こそが、
我々の人生の縮図、雛形にほかならないからです。

冒険の旅を通して、主人公の成長を描く、
これこそがヒーローズ・ジャーニーの真髄であり、
ストーリーをつくる上でもっとも大事なポイントなのです。

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さて、ここで「成長」について触れておきたいと思います。

成長とは「変化すること」です。

★内面の変化、「心が変わる」ことです。

その人物が執着している
極端な考え方や誤った認識、価値観、
過去のしがらみなどを捨て、
新しい考え方に変わることです。

大切なことに気づき、大切なことを学び、
今のままではいけない、
変わらなければならないということに思い至り、
心が変わる、心を《変える》ことです。

キャラクターの成長とは、
「内面、心の成長」なのです。

この「心」の成長を描くことが、
ストーリーをつくるうえでの
もっとも大切な原則なのです。

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◆ヒーローズ・ジャーニーを活用するうえでのいちばん大切なこと
 「物語は冒険を描いたものではなく、
  英雄という《人物》を描いたものである!」

ヒーローズ・ジャーニーを使って物語をつくっていくうえで、
さらにさらに大切な、いちばん大切なポイントが存在します。

このことは、ヒーローズ・ジャーニーについて語られるときに
ほとんど話題に登ることはないのですが、
じつはいちばん大切なことです。

その大切なこととは、

「物語は、英雄(主人公)という《人物》を描いたものである」

ということです。

物語は、「冒険」を描いたものではなく、
「英雄を描いたもの」であるということです。

つまり、物語で描くべきは、
英雄という「人物」なのです。

英雄(人物)について描かれたものが、
ストーリーなのです。

人物を描くものが物語なのです。

冒険の旅を描くものではないのです!

冒険の旅は、
その人物がどんな人物で、
どんな行動をし、
どんな成長をするのかを描くための
舞台背景なのです。

結果として冒険の旅は描かれていきますが、
それは人物を描くために描写されていくのです。

描くべきは、
「人物、人物のドラマ、人物の成長」なのです。

人物こそが物語の主題なのです。

このことは物語の描き方はもちろん、
物語をつくるときにこそ関わってきます。

★物語をつくるときには、
まず人物(キャラクター)がいて、

それからその人物が何をするか、どんな経験をして、

どんな成長、変化をするかを考えていきます。

★まず描きたい人物(主人公)をつくり、
その人物を描くためのストーリーをつくっていく
というつくり方をしていきます。

なぜならば、ヒーローズ・ジャーニーは、
英雄の成長について書かれた物語だからです。

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◆物語をつくる手順

それでは、今回のまとめです。

まず、つくるべきストーリーとは、
「主人公が冒険の旅という経験を通して、
成長をしていくストーリー」です。

そして、そのストーリーを描くには、

手順(1)まず「この人物を描きたいという主人公」をつくる。

手順(2)次にその主人公がどんな行動をしていくか、
     どんな冒険の旅(非日常の経験)をしていくか、
     その「冒険」を決めていく。

手順(3)そして、その冒険をとおして主人公がどう成長、変化
     していくのか、その成長を決めていく。

手順(4)それらをまとめてストーリーの骨子(プロット)を
     つくっていく。

このような順番で、ストーリーをつくっていきます。


さて、それではいよいよ次回から
実際に物語制作に入っていきたいと思います。

次回の第1回は、
「こんな人物を描きたい」という人物を
どうやってつくっていくか、
「主人公のつくり方」を
実践していきたいと思います。

それでは、また次回にお会いしましょう。

(谷口剛司)

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